最終利回り(YTM) Yield to Maturity
今日の価格で買って満期まで持つと、年率でいくらのリターンになるのでしょう?最終利回りは、クーポンと価格差の両方を計算に入れます。
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テキスト版の解説 · 債券と固定利付投資 レッスン 3「最終利回り(YTM)」
今日の価格で買って満期まで持つと、年率でいくらのリターンになるのでしょう?最終利回りは、クーポンと価格差の両方を計算に入れます。
YTM は差額も計算に入れる
最終利回り = 満期まで持ったときの実際の年率リターンです:毎年のクーポン(利息)に加えて、購入価格と額面の差額も含みます。
現在価値の合計 = 価格 となる利率
ある利率で将来のキャッシュフローをそれぞれ現在価値に割り引き、合計がちょうど今日の価格になる——その利率が YTM です。
直接利回りはクーポンしか見ない
直接利回り = 年間クーポン ÷ 価格:$50 ÷ $950 ≈ 5.26%。償還時に多く戻ってくる $50 の差益が抜けているので、5 年物の YTM(約 6.19%)のほうが高くなります。
このレッスンのポイント
- 最終利回りは、将来のキャッシュフローの割引現在価値の合計を、現在の価格と等しくする金利です。
- アンダーパーで買えば最終利回り > 表面利率、オーバーパーで買えば最終利回り < 表面利率です。
- 直接利回り = 年間クーポン ÷ 価格。利息だけを見て満期の価格差を見ないので、最終利回りとは違います。
- 最終利回りは、満期まで持ち、デフォルトがなく、クーポンを同じ金利で再投資できることを前提にしています。
実際に試してみよう
次の練習は、このレッスンのインタラクティブ・シミュレーションで取り組めます:
- 「例題 $950 · 5%」をクリックして再生しましょう(年限は 5 年のまま):YTM はいくつですか?表面利率 5% より高いですか、低いですか?
- 「パー $1,000」をクリックしましょう:YTM と表面利率はどんな関係ですか?
- 価格を $1,100 までドラッグしましょう:現在価値の棒が元の高さまで積み上がらないのはなぜでしょう?YTM はいくつになりますか?
- $950 のまま、年限を 10 年から 1 年までドラッグしましょう:同じ $50 の差額なのに、YTM が大きくなるのはなぜでしょう?
クイズと解説
- 1. 額面 $1,000、クーポン 5% の債券を $950 で買うと、最終利回りは?
- 答え:5% より高い。クーポンに加えて、満期に $50 の価格差ももうかるからです。
- 2. 額面で買って満期まで持つと、最終利回りは何と同じですか?
- 答え:表面利率。価格差がないので、収益はクーポンだけです。
- 3. 額面 $1,000、クーポン 5% の債券の現在の価格は $1,250 です。直接利回りは?
- 答え:4%。$50 ÷ $1,250 = 4% です。オーバーパーで買うと、満期に $250 の価格差を失うので、最終利回りはさらに低くなります。