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債券と固定利付投資· レッスン 5 / 8· 5 分

信用リスクと信用スプレッド Credit Risk

会社はお金を返せなくなることがあります。リスクが高いほど投資家は高い利回りを求め、その上乗せ分を信用スプレッドといいます。

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テキスト版の解説 · 債券と固定利付投資 レッスン 5「信用リスクと信用スプレッド」

会社はお金を返せなくなることがあります。リスクが高いほど投資家は高い利回りを求め、その上乗せ分を信用スプレッドといいます。

リスクが高いほど、求められる見返りも大きい

格付けが低いほど信用リスクは大きく、投資家が求める上乗せの利回りも高くなります。BBB 未満はハイイールド(ジャンク)級です。

利回り = 国債 + 信用スプレッド

国債にはデフォルトのリスクがないとみなされるので、社債が国債より多く払う分の利回りが信用スプレッドです。

デフォルト ≠ 元本がすべて消える

企業が破産して清算されても、債権者はふつう一部を回収できます。その割合を回収率といいます。予想損失 ≈ デフォルト確率 ×(1 − 回収率)で、信用スプレッドは少なくともこれを補わなければなりません。

このレッスンのポイント

  • 信用リスク:発行体が期日どおりに利息や元本を払えなくなること(デフォルト)です。
  • 格付け(AAA → BBB が投資適格、BB 以下がハイイールド/ジャンク債)は、デフォルトの起こりやすさを表します。
  • 信用スプレッド = 社債の利回り − 同じ期間の国債の利回り。格下げ → スプレッド拡大 → 価格下落です。
  • デフォルトしても全額を失うとは限りません。予想損失 ≈ デフォルト確率 ×(1 − 回収率)です。

実際に試してみよう

次の練習は、このレッスンのインタラクティブ・シミュレーションで取り組めます:

  1. 「例題:国債 4% vs 社債 7%」をクリックしましょう:信用スプレッドはいくらですか?どの格付けに当たりますか?
  2. A 格から「1 段階格下げ」を続けてクリックし、「社債価格」に注目しましょう:1 段階ごとにどれだけ下がりますか?BBB から BB へ(投資適格からの転落)の下げは大きいですか?
  3. 格付けはそのままで、国債利回りを 4% から 6% までドラッグしましょう:スプレッドは変わりましたか?社債価格は?
  4. BBB と BB のデフォルトの例のマス目を比べましょう:たった 1 段階の違いで、リスクはどれだけ違いますか?

クイズと解説

1. 国債の利回りが 4%、ある社債が 7% のとき、信用スプレッドは?
答え:3%。7% − 4% = 3% です。
2. ある会社が格下げされると、その債券の価格はふつうどうなりますか?
答え:下がる。リスクが上がると投資家はより高い利回りを求めるので、価格が下がります。
3. ある社債の 1 年以内のデフォルト確率は約 2% で、デフォルト後は額面の 40% を回収できる見込みです。1 年の予想損失は額面のおよそ何 % ですか?
答え:1.2%。2% ×(1 − 40%)= 1.2% です。信用スプレッドは、少なくともこの予想損失を補う必要があります。

このレッスンの用語

  • 格付け (Credit Rating):格付け会社がデフォルトの可能性を評価したもので、AAA、BBB、BB(ハイイールド)などがあります。
  • 信用リスク (Credit Risk):発行体が利息や元本を期日どおりに払えなくなる(デフォルトする)リスクです。
  • 信用スプレッド (Credit Spread):社債の利回りが同じ期間の国債をどれだけ上回るかで、デフォルトリスクへの見返りです。
  • 回収率 (Recovery Rate):発行体がデフォルトした後、債権者が最終的に回収できる金額の額面に対する割合です。予想損失 ≈ デフォルト確率 ×(1 − 回収率)です。
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