損切りと利益確定 Stop Loss & Take Profit
「ここまで負けたら撤退」「ここまで勝ったら手じまい」を前もって決めておき、ルールに判断を任せましょう。
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テキスト版の解説 · 株式トレード中級 レッスン 6「損切りと利益確定」
「ここまで負けたら撤退」「ここまで勝ったら手じまい」を前もって決めておき、ルールに判断を任せましょう。
損切り:ここまで負けたら撤退
損切りは、あらかじめ決めておく「負けを認めるライン」です。ロングなら買値の下に置き、価格が触れたら自動で売るので、最大損失が事前にわかります。
利益確定:ここまで稼いだら手じまい
利益確定は目標の利益を確保します。損切り幅 : 利益確定幅がリスクリワード比です。
窓開けでは、損切りもスリッページする
損切りは発動すると、ふつう成行で約定します。夜間の悪材料で窓開け(ギャップ)が起きると、価格は損切りラインを飛び越え、約定価格が損切り価格よりかなり悪くなることもあります。損切りを利益に合わせて動かしたいなら、トレーリングストップが使えます。
このレッスンのポイント
- 損切り:価格が不利な方向に動いて設定値に達すると自動で決済し、1 回の取引の最大損失を限定します。
- 利益確定:価格が目標に達すると自動で決済し、利益を確保します。
- リスクリワード比 = 想定損失 : 想定利益。よく目標にされるのは 1:2 かそれ以上です。
- 損切りが発動すると通常は成行で約定するため、窓開けがあると損切り価格より不利な価格で約定することがあります。
実際に試してみよう
次の練習は、このレッスンのインタラクティブ・シミュレーションで取り組めます:
- 初期設定:$50 で買い、損切り $45、利益確定 $60——右のリスクリワード比を読み取りましょう。
- 「下落のあと上昇」を選んで再生しましょう:先に触れたのはどちらのライン?そのあとの大きな上昇は、まだあなたに関係ある?
- 「ショート」に切り替えましょう:損切りと利益確定は、買値のどちら側に移った?さらに「ひたすら下落」を再生してみましょう。
- 「レンジ」を選び、損切り幅か利益確定幅を小さくしましょう(チャート上の緑の損切りライン、赤の利益確定ラインを直接ドラッグしても構いません)。どちらかが発動するまで続けます。
クイズと解説
- 1. $50 で買い、損切り $45、利益確定 $60 です。リスクリワード比は?
- 答え:1:2。リスクは $5、リワードは $10 なので 1:2 です。
- 2. ロングのとき、損切り価格はどこに置くべきですか?
- 答え:買値より下。ロングは値下がりが怖いので、損切りは下に置きます。
- 3. $50 で 100 株を買い、損切りは $45。夜間に悪材料が出て、翌日はいきなり $42 で寄り付き、損切り注文が発動しておよそ $42 で約定しました。実際の損失はおよそいくらですか?
- 答え:$800。損切りは発動後に成行で約定し、窓開けで約定価格は $42 になりました:(50 − 42) × 100 = $800。予定の $500 より $300 多く損しています。
このレッスンの用語
- 窓開け(ギャップ) (Gap):2 つの時間帯の間で価格が連続せずに新しい水準へ飛ぶことで、その間の価格では一度も取引されていません。
- pips (Pip):FX でよく使う最小の値動きの単位です。EUR/USD では 1 pip = 0.0001 です。
- リスクリワード比 (Risk : Reward):失うかもしれない金額 : 得られるかもしれない金額です。1:2 なら $1 のリスクで $2 のリターンを狙います。
- 損切り (Stop Loss):価格が不利な方向へあらかじめ決めた水準まで動いたら自動で決済し、最大損失を抑える注文です。
- 利益確定 (Take Profit):価格があらかじめ決めた目標に届いたら自動で決済し、利益を確保する注文です。
- トレーリングストップ (Trailing Stop):損切りの価格が有利な方向へ価格についていく注文で(買いなら上げるだけで下げない)、元本を守りつつ利益の一部を確保します。