72lab
株式トレード中級· レッスン 4 / 8· 5 分

スリッページと流動性 Slippage & Liquidity

同じ 2,000 株を買っても、人気株と不人気株では約定価格が大きく違うことがあります。2 つの板を比べて理由を見てみましょう。

このレッスンは無料です。アカウントを登録すると、インタラクティブ・シミュレーションを使えます

どのレッスンにも、ドラッグや再生ができるインタラクティブ・シミュレーションと確認クイズがあり、登録すれば無料で使え、学習の進み具合も自動で保存されます。まずはこのレッスンのテキスト版の解説をどうぞ。

まだ決めかねていますか?まずは第 1 レッスンを見てみましょう(登録不要)「板(オーダーブック)を知る」。

テキスト版の解説 · 株式トレード中級 レッスン 4「スリッページと流動性」

同じ 2,000 株を買っても、人気株と不人気株では約定価格が大きく違うことがあります。2 つの板を比べて理由を見てみましょう。

大口注文は 1 段ずつ上へ食っていく

成行注文はまず最安の売り注文を食い、なくなると次の、より高い段へ進みます。平均約定価格が想定価格より高くなった分がスリッページです。

板が厚いほどスリッページは小さい

各段の注文が多いほど流動性は高く、同じ注文でも 1〜2 段食うだけで済みます。板が薄いと、大口注文 1 つで価格が大きく動きます。

スリッページを抑える 3 つの方法

① 指値注文で約定価格に上限をつける ② 大口注文を小口に分けて、何回かに分けて約定させる ③ 寄り付きや重要ニュースの時間帯を避ける(板がいちばん薄いとき)。代わりに、約定が遅くなったり、全部は約定しなかったりすることがあります。

このレッスンのポイント

  • スリッページ = 実際の平均約定価格と、注文時に見えていた最良価格との差です。
  • 板が厚い(流動性が高い)ほど、同じ注文でもスリッページは小さくなります。
  • 注文を分ける、指値注文に切り替える、寄り付き直後や重要ニュースの時間帯を避けることで、スリッページを抑えられます。

実際に試してみよう

次の練習は、このレッスンのインタラクティブ・シミュレーションで取り組めます:

  1. 2,000 株のまま「両方に成行買いを出す」を押しましょう:スリッページが小さいのはどっち?不人気株ではいくら余分に払った?
  2. 注文数量を 300 株にしてもう一度出しましょう。両者にまだはっきりした差はある?
  3. 「指値注文に切り替え(上限 $100.15)」にチェックして出しましょう:不人気株は何株約定し、何株が並んで待っている?
  4. 下の曲線を見ましょう:注文が大きくなるほど、2 本の線の差はどう変わる?

クイズと解説

1. 同じ 2,000 株を買うとき、スリッページが小さいのはどちらの株ですか?
答え:板が厚い人気株。注文が多く並んでいるほど、価格を遠くまで押し上げにくくなります。
2. スリッページを減らせるやり方はどれですか?
答え:注文を分けるか、指値注文に切り替える。指値注文は約定価格に上限を設け、分割注文は一度に与える衝撃を減らします。
3. 注文時の最も安い売値は $20.00 でした。成行で 1,000 株を買い、平均約定価格は $20.03 でした。スリッページのコストは合計いくらですか?
答え:$30。1 株あたり $0.03 多く払っており、1,000 株で $30 です。

このレッスンの用語

  • 指値注文 (Limit Order):指定した価格かそれより有利な価格でだけ約定する注文です。価格は保証されますが、約定は保証されません。
  • 流動性 (Liquidity):ある価格の近くで約定できる注文の量です。板が厚いほど価格は動きにくくなります。
  • 成行注文 (Market Order):価格を指定せず、すぐに約定させる注文です。約定は保証されますが、価格は保証されません。
  • スリッページ (Slippage):想定した約定価格と実際の平均約定価格の差です。大きな成行注文が板を何段も食うときに起こります。
スリッページと流動性(株式トレード中級) · 72lab