移動平均線への押し目と乖離率 Pullbacks & BIAS
上昇トレンドで、価格が上向きの移動平均線の近くまで下がってから持ち直すと、順張りで入るポイントとして使われます。移動平均線から離れすぎると、下がりやすくなります。
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テキスト版の解説 · トレンド系指標 レッスン 10「移動平均線への押し目と乖離率」
上昇トレンドで、価格が上向きの移動平均線の近くまで下がってから持ち直すと、順張りで入るポイントとして使われます。移動平均線から離れすぎると、下がりやすくなります。
価格が戻って移動平均線に触れるのを待つ
上昇トレンドで、価格が上向きの移動平均線付近まで下がりながら、終値はまだその上にあることを押し目といいます。利点はリスクがはっきりしていることです。移動平均線や押し目の安値を割り込めば、読みが外れたとわかります。
移動平均線から離れすぎると引き戻されやすい
乖離率は、価格が移動平均線からどれだけ離れているかをパーセントで表したものです。乖離が大きすぎるのは短期の値動きが急すぎたしるしで、移動平均線付近に戻る可能性が高まります。ただし強いトレンドでは、乖離が長く続くこともあります。
まずトレンド、それから押し目
移動平均線が横ばいなら、触れるのは行ったり来たりの一部にすぎません。下向きなら、戻りが移動平均線に触れると、むしろ押し戻されやすくなります。押し目に意味があるのは、移動平均線が上向きのときだけです。
このレッスンのポイント
- 押し目:上昇トレンドで価格が上向きの移動平均線の近くまで下がり、終値はまだ線の上にある状態です。リスクがはっきりした入りどころになります——割り込んだら手じまいます。
- 移動平均線が横ばいや下向きのときは、「押し目買い」の根拠がなくなります。まずトレンドを確認してから押し目を見ましょう。
- 乖離率 = 価格が移動平均線からどれだけ離れているかの割合です。乖離が大きすぎるのは短期的に上がり(下がり)すぎたサインで、移動平均線の近くに戻る確率が上がりますが、強いトレンドでは乖離が長く続くこともあります。
実際に試してみよう
次の練習は、このレッスンのインタラクティブ・シミュレーションで取り組めます:
- 「上昇トレンド」と MA20 のまま、赤の「押し目」マークのどれかにマウスを乗せましょう。説明カードによると、この押し目から 10 本後にどれだけ上下しましたか?
- 下の乖離率のサブチャートを見ましょう。上昇トレンドで乖離が +8% の警戒ラインを超えた後、すぐに 0 付近に戻りましたか、それともしばらく高い水準にとどまりましたか? 乖離が大きくても、すぐ下がるとは限らないことがわかります。
- 「横ばいのレンジ」に切り替えましょう。「移動平均線の向き」には何と表示されていますか? 「押し目後 10 本の平均」は上昇トレンドと比べてどうですか?
- 「上昇トレンド」に戻り、「移動平均の期間」を 20 から 10、さらに 50 にドラッグしましょう。押し目の回数はどう変わりますか? 期間が長いほど押し目が減るのはなぜでしょう?
クイズと解説
- 1. 終値 110、MA20 = 100 のとき、乖離率は?
- 答え:+10%。(110 − 100) ÷ 100 = +10% です。
- 2. 上昇トレンドで、価格が上向きの MA20 の近くまで下がり、終値で再び線の上に戻りました。より妥当な計画は?
- 答え:順張りで入ることを検討し、損切りは押し目の安値か移動平均線の下に置く。押し目が与えてくれるのは「間違っていたらすぐにわかる」位置であって、上昇の保証ではありません。
- 3. 移動平均線が横ばいで、価格が何度もその上下を行き来しています。このとき「押し目なら買う」で取引すると?
- 答え:乗るべきトレンドがないので、信頼性はとても低い。押し目はトレンドがあることが前提です。レンジでは、移動平均線に触れるのは行ったり来たりする動きの一部にすぎません。